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第11話:フィアード
2007 / 12 / 10 ( Mon ) 20:55:54
まつむし:そょさん大丈夫かしら?
友らしい:わからないが、今はそっとしておこう。
サイクロス:そょのお母さんの形見が奪われたらしい。なんでも真っ黒なローブを頭からかぶり、目は真紅に光り輝いてたそうだ。
ムーディ:それってレオンのことじゃないかな?
友らしい:レオン?

シンリス:準君を連れて来る前にキアダンジョンでいたの。目からの威圧がすごかった。
友らしい:こちらで調べるか。



こちらはそょの医務室。いつもの元気はなく、椅子に座ったまま頭をかかえて落ち込んでいる。小さな体は小刻みに震えている。

雪野そょ風:お母さん・・・。

医務室の扉を隔てた反対側にいるpafe
pafe:このままではそょはダメになる・・・どうしたらいいのか。
煉刹那:pafeさん、ユキコどう?
pafe:形見を奪われたことで自分をかなり責めてる。帰ってくるまでは元気を装ってたんだろうな。この部屋に入るなり、鍵を掛けて誰にも逢おうとしないんだ。

いつも助けてもらってるだけに複雑な2人。いや、複雑な気持ちなのはみんな同じだろう。怪我をしたとき、病気になったとき、いつもやさしく看病してくれた人が心を閉ざしてしまった。

pafe:きっとそょは今、過去の辛い思い出がフラッシュバックのように流れているんだろう。さっきからお母さんとつぶやき続けてる。
煉刹那:ユキコ・・・。

同じ場所にいてもなにも思いつかず、ギルドロビーに腰を降ろした。手を口の前で組み考え込んだ。するとそこに、黄色い髪を2つに結び、動きやすいロングスカートを着た女性が近寄ってきた。

ぶるぅりぼん:ねぇpafeさん。調べてみたんだけど薬草学の中には精神安定させる薬が作れるらしいの。
pafe:精神を安定・・・っ!それだ!どうすれば作れるの!?
ぶるぅりぼん:お、落ち着いて・・・

勢いよく立ち上がりぶるぅりぼんの両肩に手を置き、力が入りすぎてしまったため苦痛の表情になった。

pafe:あ、ごめん・・・。
ぶるぅりぼん:その必要な薬草なんだけど、フィアードダンジョンの奥深くにあるホタル草が必要なの。でも、フィアードダンジョンは・・・ってpafeさん!!

話を最後まで聞く前にpafeは駆け出していた。馬に乗りフィアードダンジョンへ向かった。

ダンバートンから南に進みイメンマハ方面に行く途中にぽっかり口を開いて待ち構えるフィアードダンジョン。貴重な薬草や遺跡が多く残されているが、遭難者が多く熊やベアウルフなど強いモンスターも数多く生息している危険地帯なのだ。すでに森の近くの平原にもオオカミや熊がうろついている。


pafe:勢いよくフィアードに入ったけど、軽装備過ぎたかな・・・それに一人だし夜になったら心細いな・・・。

愛刀のクレイモアを肩に乗せた状態にし、いつでも攻撃に移れるようにした。ねずみや蛇に襲われながらすこしづつ奥へと進んだ。





pafe:ふぅ、さすがに疲れたかな・・・。
???:らんらんる~らんらんる~
pafe:・・・はぁ~?

声の主はスキップしながら機嫌よく歌いながらpafeの元まで来た。

???:あ~pafeちゃ~ん、こんなとこで逢うなんて奇遇だねー。
pafe:こんなとこでなにやってんすか!みたいさん!!
友みたい:えーっと・・・お散歩?

こ、この人はorz・・・って感じであきれてしまった。森の中だっていうのに、青い麦藁帽子に青いドレスを着ている彼女。友らしいと2人でマスターをしているとはいえ、あまりマスターらしいとこはみたことがないってのが実情だ。

2人の会話以外に音はなく静かな森ほど恐ろしいものはない。

するといきなりみたいの表情が変わった。じっと木陰を見つめ、そしてpafeの手をひいて走り出した。pafeはなにがなんなのか分からなかったが、とりあえず走り出した。

横倒れしている木を飛び越えたり、枝が入り組んでいるところを強引に進んだりしてちょっと広い場所へ導かれた。ここだけ上から太陽の光が差し込んでいて円形に地面を照らしていた。


pafe:どうしたんですか?
友みたい:風が変わったわ。

わけがわからなかったが、さすがのpafeにも殺意を感じ取った。物陰から腹を空かせた野獣のうなり声が鳴り響き始め、武器を握る手にも緊張が走った。

友みたい:ベアウルフちゃんみたいね。

そのときは敵を目視していないのになぜベアウルフだと分かったのか分からなかった。みたいがどんな武器を出すのか気になってちらちら見ていると。

スカートを少したくしあげ、ふとももに取り付けていた『それ』を取り出した。最初は暗記か短剣かと思ったが、もう一度見ると違っていた。


pafe:え・・・ちょ、みたいさん!それは武器なんですか・・・。


みたいが持っていたのは水色なフルートだった。もしかしてそょみたいに魔法演奏で援護かと思った。そうすると守りながら戦うことになる。この状況だといっそう厳しいものになる。なんの合図もなしにpafeはみたいの前に移動し、クレイモアを下から切り上げる下段の構えを取った。

緊張が走る・・・いつ襲われるか分からない。


がさっ・・・


勢いよく飛び出してきた3匹のベアウフル。そのまま2人に向かってよだれをたらしながら、すごい勢いで向かってきた。
みたいはフルートを吹き始めた。そょと違って温かみはないものの演奏は上手だった。まるで楽譜が頭の中に現れているように・・・。

しかしそれは現実になった。音符が、おたまじゃくしが現れ、ベアウルフ当たるや否や小さく爆発し当たった場所を腐食させ始めベアウルフ達は悲鳴をあげた。その間にも新しいおたまじゃくしを出し容赦なく攻撃を加えた。

pafeは後ろを振り返った時みたいのすぐ真後ろに違うベアウルフが今にも噛み付きそうな距離にいた。みたいは目の前の敵に集中して気づいていない。



pafe:あぶないっ!

ベアウルフがみたいに噛み付くより早く、クレイモアをベアウルフの胸に突き刺した。そしてそのまま、ぐぐぐっと切り上げ、斬り終わるころにジャンプをしベアウルフの体を真っ二つにした。

倒したベアウフルを背に地面に着地したときにベアウフルの死体は地面に倒れた。pafeはクレイモアについたベアウフルの血を払うように上から下へ振り下ろした。


友みたい:pafeちゃん強いじゃなーい♪あの硬い体のベアウルフを1撃なんて。
pafe:そういうみたいさんだって音魔法なんてすごいじゃないか。
友みたい:音はいろんな音があるから、それを使い分けるの大変なんだよ~。今回は爆発の音を使ったの。
pafe:あはは、すげーや。


そして2人は大きく笑いあった。

第11 完
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comment
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by: * 2007/12/11 18:41 * [ *編集] * page top↑
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まさにランランル~なみたいちゃんがイイネ。音楽攻撃とは…子守歌とかあるのかな?
by: くろす * 2007/12/12 09:17 * URL [ *編集] * page top↑
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さすが、みたいちゃんもらしいちゃんもマスター!!
強くてかっちょええですね!!

みたいちゃんはそゆキャラ好きですー☆
天然で強いとか★

毎日更新されてないかチェックしてるので
また次が楽しみです♪
by: ☆遙馨☆ * 2007/12/12 12:58 * URL [ *編集] * page top↑
**きゃーきゃー(;゚∀゚)=3ハァハァ**

うちが主役(
ち。ちがうかw
ひっそりこっそり見に来てますぜw
この先も楽しみだー!
by: ぉぱふぇ * 2007/12/18 14:19 * URL [ *編集] * page top↑
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